ヴィーニャ・コボス
Viña Cobos

ストーリー

カリフォルニアに拠点を置く天才醸造家のポール・ホブスが、唯一アルゼンチンに所有しているプレミアムワイナリーです。

1988 年、ポールはカリフォルニア以外の他のニューワールド産地のポテンシャルに興味を持ち、チリとアルゼンチンのワイン産地を巡り、そこでニコラス・カテーナに出会います。カテーナは翌年の1989 年にアルゼンチン最初のワールド・クラス・シャルドネを造る新しいプロジェクトの担当としてポールをメンドーサに招待しました。しかし、ここでポールが目にしたのは、セラーの奥深くに廃棄物同様にそっちのけにされているマルベックというブドウで造られた赤ワインでした。アルゼンチンの気候と土壌をくまなく研究したポールは、アルゼンチンが専念して誇るべきワールド・クラスのワインはシャルドネではなくマルベックと言う驚きの結果を出しました。以降、アメリカに大量の高品質マルベックが輸出されるようになり、アルゼンチン・イコール・マルベックという認識が世界に広まります。

1999 年にリリースした単一畑の1999 年コボス・マルベックを皮切りに、ヴィーニャ・コボスはアルゼンチンのマイクロ・テロワールを反映させた高品質の手作りワインを世に送り出しています。畑作業を徹底し、醸造においては限りなくハンズオフのポリシーを定めています。2014 年には、評論家のジェームス・サックリング氏がラテン・アメリカ産のワインとしては初めてとなる100 点満点を単一畑のマルベック「2011 コボス」につけました。

ポール曰く「ナパ・ヴァレーでこの品質のワインを作ろうとすると3 倍の価格になってしまう」とのこと。ヴィーニャ・コボスは決して安いワインではありませんが、品質に対してのクオリティの高さは誰もが納得です。