パディエ
Padié

フランス南部のルーション地方。ペルピニャンの北西、地中海から20km ほど内陸に位置する人口わずか200 人のカルス。優良ドメーヌの割合が非常に高いことで知られている村です。地中海性気候のエリアに属します。
ジャン・フィリップ・パディエは、同じくカルスの代表生産者であるマタッサのトム・ルブ、ドメーヌ・ド・ロリゾンのトマ・テイベール、オリヴィエ・ピトンと同じように、ドメーヌ・ゴビーで経験を積んだ後、2003 年にワイナリーを設立しました。
幼少期をブルゴーニュで過ごしましたが、ジャン・フィリップのルーツは祖父母が暮らしていたフランス南西地方にあります。ここで、プラジョルのワインに出会い、ワイン造りを志すようになりました。
今日、40 ほどの区画に細分化された15ha を標高200 ~ 300m のところに所有しています。土壌は石灰質、シスト、粘土など多様で、仕立てはゴブレです。
栽培はオーガニックとビオディナミ、特にイラクサをはじめとしたハーブのインフュージョンを散布します。彼が手掛けるワインからは、上品さとピュアさが一層感じられるようになってきました。醸造中には亜硫酸塩を使用せず、瓶詰め時に必要に応じて添加します。
彼のワインは、エレガントで、ピュアで豊かな果実味に溢れています。かつて、コート・デュ・ルシヨンを名乗っていたこともありますが、今となってはアペラシオンをあまり重要視していないため、すべてヴァン・ド・フランスにしています。
ジャン・フィリップのラベルに描かれたシンボルは、すべての生命が太陽から生まれることから太陽、そしてすべての生命を見通す第三の目を表しています。キュヴェ名の多くは、ポップカルチャーに関係しています。他のカルスを代表するワイナリーが村外に大きなセラーなどを構えるようになった今日でもジャン・フィリップはこのカルスの村に真ん中にある小さなセラーにてワインを造り続けています。
商品一覧
Padié Petit Taureau Vin de France
ワイナリーの代表作。
キュヴェ名は 1967 年のクロード・ヌガロの歌 ”Je suis un petit taureau” に由来。