2016 ポール・ホブス シャルドネ ロス・ステーション・エステート ロシアン・リヴァー・ヴァレー
Paul Hobbs Chardonnay Ross Station Estate Russian River Valley
生産国 | アメリカ |
---|---|
地方 | カリフォルニア |
アぺレーション | ロシアン・リヴァー・ヴァレー |
ワイナリー | ポール・ホブス・ワイナリーPaul Hobbs Winery |
ヴィンテージ | 2016 |
色 | 白 |
ぶどうの品種 | シャルドネ |
Paul Hobbs Chardonnay Ross Station Estate Russian River Valley
生産国 | アメリカ |
---|---|
地方 | カリフォルニア |
アぺレーション | ロシアン・リヴァー・ヴァレー |
ワイナリー | ポール・ホブス・ワイナリーPaul Hobbs Winery |
ヴィンテージ | 2016 |
色 | 白 |
ぶどうの品種 | シャルドネ |
まだレビューがありません
栓 | ナチュラルコルク |
---|---|
容量 | 750ml |
アルコール度数 | 14.2% |
商品コード | PHP1CHRS16 |
UPC | NONE |
在庫 | 売り切れ |
ワインデータシート (PDF) | PDFデータシート |
ティスティング・ノート
海の影響がある、ロシアン・リヴァー・ヴァレーのサブ・アぺレーションであるグリーン・ヴァレーにある畑では朝と夕に霧が出るため、日中の平均最低気温は6.7℃、平均最高気温は23.8℃と中程度の寒暖差が生まれます。このようなブドウ栽培に適した環境で育った輝きのある麦わら色をしたシャルドネには、白桃、ブリオッシュ、クレームブリュレのような表情豊かな香りがあります。口に含むとミネラル感をまず感じ、その後黄色いリンゴとトロピカルフルーツのフレーバーに包み込まれ、塩味のある長い余韻へとつながります。
ペアリング
桃をグリルしたものとブラータ・チーズとバジルを合わせたもの、クロック・マダムに新鮮なレタスを添えたもの、もしくはスナップエンドウとベーコンと卵のチャーハンと合わせてみてください。サーブ時の適温: 7℃ -10℃
ヴィンテージノート
2016 年の生育期は過去3 年間の平均よりも涼しめで、昼夜の気温も低めでした。例年よりも1 週間早く収穫が始まりましたが、生育期を通じての天候は安定していました。ブドウが成熟期に差し掛かるまでの間ひどい熱波に襲われること
はなかったものの、その後は2-3 週間の間に一気に完熟へと向かいました。全体的に2016 年はとてもよい品質で、表情豊かなブドウができたヴィンテージでした。
ブドウ栽培
畑
▪ オーナー: ポール・ホブス・ワイナリー
▪ 区画: a1, a3, a4, b1
▪ クローン: ハドソン・ウェンテ、 マウント・エデン、カレラ
▪ 台木: 101-14, 420a
▪ 植樹年: 2008 年
▪ 土壌: ゴールドリッジの細かい砂質ローム
▪ 日当たり: 2 - 15%の傾斜、南西向き
▪ 仕立て: VSP、両面長梢仕立て(bilateral cane)
▪ 収量: 3.64 トン / エーカー
収穫
▪ 夜間に枝切り鋏で手摘みで収穫
▪ 収穫日: 9 月 10日、21 日
醸造
▪ 畑から届いてすぐにまだブドウの温度が低い状態で全房圧搾
▪ 土着酵母のみで 6 か月間の樽発酵
▪ 樽内で自然発生の MLF発酵
▪ 隔週のバトナ―ジュを行いながらシュールリー熟成
▪ フレンチオーク樽(新樽 68%)で 15か月の熟成
▪ 樽業者: Damy, Francois Frères、Louis Latour, Cadus
▪ 瓶詰め: 2018年 1 月、無濾過・無清澄
ワイナリー情報
ポール・ホブスは 1978 年にナパ・ヴァレーのロバート・モンダヴィ・ワイナリーでワイン・メーカーとしてのキャリアをスタートしました。その後の 25 年間、彼はモンダヴィ、オーパス・ワン、ソノマ・カウンティにあるシミ・ワイナリーや、また醸造コンサルタントとしてチリやアルゼンチンでその技術と専門知識に磨きをかけました。この間、ポールはヨーロッパの主要ワイン産地を頻繁に訪れ、さらなる技術やアイデアを蓄積しました。ポールは 1991 年にカリフォルニアにポール・ホブス・ワイナリーを、1999 年にはアルゼンチンにヴィーニャ・コボスを、2000 年にはカリフォルニアにクロスバーン・ワイナリーを設立しました。
11 人兄弟の中で育ったポールのブドウ畑に対する強い興味は、1969 年ニューヨーク北部地方の彼の家族の農場に初めてブドウが植えられた時に芽生えました。仕事熱心だったポールの姿を見て、ポールの父は直ぐにポールをブドウ栽培の責任者にしました。ポールはノートルダム大学在学中に初めて世界のワインを試飲し、経験しました。それが彼の一生の仕事となる醸造家のキャリアの情熱に火をつけました。
1975 年、彼は UC デイヴィス醸造学科の食物学の修士コースに入学します。オーク樽の熟成について書かれた彼の修士論文はプレミアム・ワイン・コミュニティーの人々の相当な注目を浴びました。現在でもポールの樽に関する知識は右に出る者がいなく、樽を使用したワインのマスターと言っても過言ではありません。ポールの才能を見抜いた故ロバート・モンダヴィは直ぐに彼を研究技術者として雇います。そして、1979 年にポールは同ワイナリーの醸造家へ昇進します。1981 年にはオーパス・ワン の醸造チームに配属され、4 年間その地位に留まりました。
1985 年、ポールはソノマの歴史あるシミ・ワイナリーにアシスタント・ワインメーカーとして入社しました。彼に課せられた最初の仕事のひとつに新しいカベルネ・ソーヴィニョンのスタイル造りがありました。醸しや果実を丁寧にやさしく扱う事で、よりリッチでしなやかなワインを造り、評論家や一般消費者の注目を引きました。1989 年には副社長兼ワインメーカーとなり、カリフォルニアのプレミアム・ワイナリーの醸造プログラムを指揮する最初の機会となりました。
1991 年、何人かのパートナーと一緒に、ソノマにポール・ホブス・ワイナリーを設立しました。ここは手工芸的ワイン、ナパとソノマのシングル・ヴィンヤード・ワインを専門とするワイナリーです。一流建築家がデザインを手がけたワイナリーも 2003 年に完了し、そのワイナリーを囲む「リンゼイ」と名付けられた 14 エーカーの自社畑にはピノ・ノワールが植えられています。
1999 年、ポールはアルゼンチンのメンドーサにヴィーニャ・コボス・ワイナリーを設立しました。ここでは古樹で高く評価されているマルキオリ・ヴィンヤードのウルトラ・プレミアム・ワインを始め、バリューレンジで気軽に飲めるフェリーノとブラマーレのワインを生産します。
2000 年にはクロスバーン・ブランドを立ち上げ、現在ではソノマに醸造設備を建設しクロスバーン・ワイナリーとして、若きワインメーカー達に醸造のノウハウを伝授しています。ポールは 2000 年 12 月、「Connoisseursʼ Guide to California Wine」において「Winemaker of the year」に選ばれ、2004 年には「The Quarterly Review of Wines」に於いて「Most important winemaker in California」に選ばれました。2013 年にはアメリカの経済誌「Forbes」において、「The Steve Jobs of Wine」と名付けられました。最近ではポールの故郷であるニューヨークのフィンガー・レイクス地方でのリースリングの栽培も行っています。